2019年11月05日
台風19号被災地 長野市千曲川決壊地点へ
台風19号の被害により甚大な被害を受けた千曲川流域。
特に大きな被害が出た長野市穂保の堤防決壊地点の、すぐそばに知人のお宅があるので復旧のお手伝いに先日行ってきました。
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下道だけでも行けないことはないのですが、私の家からでは市街地の渋滞を抜けなければならないため高速道路を使うことに。
高速道路を使えば約50分ほど。
下記のHPからボランティア用の高速道路無料措置の申し込み用紙をダウンロードしておけば、無料で高速道路を利用できます。
災害ボランティア高速道路無料措置について
インターで乗る際にはETCレーンではなく、一般レーンで通行券を受け取り、降りる際に有人レーンで申し込み用紙と免許書を提示します。
行きはこれだけですが、帰りの分は申し込み用紙にボランティアセンターの証明が必要となります。
須坂長野東ICを降りて20分ほど走ると道路わきに浸水した跡があちこちに見て取れます。
国道もかなりの渋滞で自衛隊の車両があわただしく行き来していてただならぬ雰囲気です。
穂保の交差点。
決壊地点が近づいてきました。
知人宅までは車で入れないとの事前情報があったので、近くのDVD屋さんの駐車場をお借りして車を停めさせてもらいました。
決壊当日のTV映像でよく映っていたあのDVD屋さんですね。
決壊地点のすぐそば。グラウンドゼロです。
周りもボランティアで来られいる方の車が多数。
車から降りると風に舞う大量の石灰に襲われました。
慌ててマスクを装着します。
徒歩で知人宅へ向かいます。
リンゴ畑の中を歩いていきましたが無残な姿に言葉を失います。
知人宅に到着。
知人宅は由緒正しいお寺なのです。
知人もかなり疲れは見えましたが思ったより元気そうでホッとしました。
広い境内も泥と災害ごみの山。
流れ着いた物置などが木に引っかかっていたりしていてとんでもない状況です。
3週間ほど経過していますがまだこの状況。
でも、人が通るスペースなどは確保されていて、さらにとんでもない状況であったであろう災害直後に復旧に当たってくださった方々の苦労にただただ頭が下がります。
本堂内。
ご本尊やその他の大事なものは他の場所に避難させていて無事だそうです。
知人一家も前の日から避難していたので無事だったようです。
水の流れで剥がれ落ちた外壁。
2m以上浸水したのがわかります。
水道は通っていますが、電気はまだ使えないまま。
復旧もいつになるかわからない状況だそうです。
どこから手を付けていいのがわからない状況でしたが、本堂の廊下の泥片付けを手伝わせていただきました。
やってもやってもいたるところから出てくる大量の泥に気が遠くなります。。。
でも、これは本堂のほんの一部。
この後、床を剥がして床下の泥まで片づけなければならないというこの現実。。。
お昼休憩をはさんで1日手伝わせていただきましたが、自分の微力さに果たして役にたったのだろうか?とさえ思ってしまいました。
夕方帰るときに、そっち側見ていってよ!と知人に言われ、お寺出て左に曲がってみるとすぐに行き止まり。
正面に家が見えますが、ここは本来真っすぐに続く道路があったそうです。
正面の家が右側から流されてきてこの道路を塞ぐ形になったそうです。150mも基礎ごと流されたようです。
ここは堤防決壊地点のホントにすぐそば。
それだけ想像を絶するものすごい水流だったんですね。
私の住む市も堤防から水が溢れ、自宅のすぐそばまで浸水しました。
もしかしたらここと同じ状況になっていたかもしれませんね。。。
車までの帰り道、なんとも言えない気持ちになりながら荒れ果てたリンゴ畑の中を歩きました。。。
またお手伝いに来ます!必ず!!
被災地ではまだまだボランティアが足りていない状況です。
ぜひ皆さまのお力をお貸しください!!
長野県災害ボランティア情報
作業にあたる際にはしっかりとした装備を!
釘などの踏み抜き防止インソールを長靴に入れておくと安心です。
このぐらい頑丈なゴム手袋が必須です。蒸れないし。100均のゴム手袋は作業開始10分しないうちに穴が開きました。。。。
最後まで読んていただきましてありがとうございました!(^^)/
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Posted by ちぃまめ at 22:16