星降る夜に騒ごう　～ちぃまめ家のキャンプ記＋α～

愛用のフジカハイペットが灯油漏れしちゃったよ～って記事からの続きになります。


フジカを自分で整備しようと思っている方の参考になれば幸いです～(^^)




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さて、フジカ屋さんから購入した芯上下装置を交換します！



以前にフジカのオーバーホール記事なんて書いてますので、そちらも見ていただけると分かりやすいかと。

定番石油ストーブ　フジカハイペットちゃんと私

フジカハイペットストーブをメンテナンス！分解編

フジカハイペットストーブをメンテナンス！番外編

フジカハイペットストーブをメンテナンス！タンク清掃編

フジカハイペットストーブをメンテナンス！仕上げ編





分解を始めます。

分解の第一歩は芯の調整ツマミを外すこと。

これは単純にはまっているだけなので引っ張れば外れます。





外枠を止めているネジを３本外しますと。。。。





外枠が外れます。





燃焼筒を外します。

って言っても、ただ上に乗っかっているだけですので簡単に外れます。





いよいよ芯上下装置を外します。

蝶ねじ４本を外します。





芯上下装置を持ち上げると外れます。




このように芯がついた状態で外れます。

そして、芯の下部にはタンク内のサビがいっぱい付着。。。。

まあ、この間パッキンの確認をしたときに気が付いていたんですけど。

前回オーバーホールしたのが５年前ですので、そろそろタンク内を清掃しなければならない時期。

今回ついでにタンク内の清掃もすることにします。





そんな訳で、燃料計も取り外します。

ペンチとかで掴んで右に回すと外れます。

右ですよ！普通のネジとは逆回しなんです。





４分の１回転ぐらいさせると外れます。

下に浮が付いているのでそっと持ち上げてください。

燃料計が動かなくなった場合でも、この方法で外してみるとたいがい治ります。





外した燃料計。

こんな浮がついてます。




タンク内をのぞくとすごいサビ！！

やっばり白フジカは内側のタンク内がさびやすいです。。。。





タンクから抜いた灯油。

かなりサビが混じってますね。。。。





下の受け皿を外して。




いつものサンポールを使う方法でタンク内のサビ取りをします。

あまりオススメの方法ではありませんが。。。(^^;)

詳しくは以前の記事の「タンク清掃編」を見てください！





さて、こちらが今回問題のパッキン。

思いっきりヒビが入って割れてます。。。。





右が古いパッキン。

左が新パッキンです。

明らかに形が違います。




しっかりとタンクにはまる旧パッキンに対して、新パッキンはタンクに乗っかっているだけな感じの形状です。





試しに、古い芯上下装置に新パッキンをはめて見たところ。。。。

思いっきり隙間が開いてスカスカ状態。

これではパッキンの役割を果たさなそう。。。。

結論。新パッキンは白フジカでは使えません！

芯上下装置ごと交換して正解でした～～(^^)





他にも新旧の芯上下装置で気が付いた違いをいくつか。

芯調整ツマミの取り付け部分のシャフトの径というか形が違いました。

右が新、左が旧モデルです。

新しい方が細くなりましたね！




そんな訳で芯調整ツマミ自体の穴の形も違ってます。

ってことは、白フジカユーザーがツマミが壊れたからって現行のツマミを購入したら取り付けできないわけか。。。。

メーカーに旧ツマミの在庫あるんでしょうか？

無かったらやはり芯上下装置一式で交換しないといけないことになりますね。。。。(^^;)




灰受け皿がネジ止め式からただツメではまるだけのものに変更されてました。





あと、燃焼効率を高めるためなのか、芯が付くところに穴が開けられていました。

しかも、よく見ると、穴が上下にずれていたり、間隔も等間隔でなかったり。。。。

手作業で開けたのかな？（笑）





観察はこの辺にして交換作業に入ります。

芯はまだまだ使えそうだったので、新しい芯上下装置に移植して使うことにします。

芯のはずし方は簡単。

手で筒からはがせばＯＫ。




外した芯です。

うん。まだまだ使えますね！

ちなみに、これは純正芯ではありません～～～

ミキ芯と呼ばれるマニアックな芯です（笑）




こんなヤツ。三木商事　ミッキフジカ石油ストーブ用２７号。

普通は素直に純正芯を使いましょう（笑）





芯の取り付け方も簡単。

芯上下装置の内側にあるトゲトゲに芯のテープを刺して固定するだけ。





こんな感じに芯を入れてプチプチとトゲトゲに刺していきます。





気をつけなければならないのは、芯が均等になるようにつけること。

そして、調整ツマミが最大の状態で芯が金具より８～９mmぐらい出るように調整して取り付けることです。

芯が均等についてないと火力にムラが出来てしまいます。

芯の出具合は最大火力に影響しますので慎重に調整しましょう。





８～９mmはメーカー推奨値ですが、個人的には１ｃｍぐらい出すのが好みです。





さて、芯をサビ取りが終わってキレイになったタンクに取り付けます。

真ん中の筒の部分に軽くＣＲＣなどの潤滑油を吹いておくと芯の取り付けが楽です。

筒にサビがある場合はサンドペーパーなどで落として滑らかにしておいたほうがいいです。

ここが滑らかでないと芯の上下のスムーズさに影響が出ます。





芯上下装置をタンクに取り付けます。





取り付けたら芯を上下させてみてスムーズに芯が上下することを確認します。





灰受け皿と燃料計を取り付けます。





下皿、燃焼筒、外枠を取り付ければ完成！





灯油を入れて芯に灯油が周るまでしばらく放置。





３０分ぐらい待ってから点火してみました。

問題なくキレイに燃えてます～～

以前より、燃焼筒のアミが赤くなるのが早くなった気がします。

上下装置に開けられた穴の効果なのかな？





半日ぐいら燃焼させても灯油は漏れませんでした！





これでまたキャンプでガンガン活躍してくれそうです～～～！

芯上下装置も現行のものとなりましたので、今後パッキンの心配もなくなりまだまだ長く使えそうですね。


以上フジカの修理記事でした！


長い記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました～～(^^)



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